日本記録名
日本初の産金地
日本記録保持者名
宮城県涌谷町
日本記録数値
749年
日本記録名(英語)
First gold was produced in Japan
日本記録保持者名(英語)
Koganeyama Gold Mine Site
(参考情報)宮城県遠田郡涌谷町に所在する奈良時代の遺跡。日本で最初に発見された金の産地である。東大寺大仏建立中の749年(天平21年)、陸奥国守の百済王敬福は大仏の鍍金料として黄金900両(約13kg)を献上したが(『続日本紀』)、これが日本国内で最初に金が発見・産出された事例である。金が産出した陸奥国小田郡やその産金地を否定する動きは江戸時代に始まったが、国学者の沖安海より出された、涌谷の同地が天平期の産金地であるとする説は、近代に入るとより多くの研究者に支持・検討されて発展していった。