日本記録名
日本最小のレーザー彫刻
日本記録保持者名
大阪大学
日本記録数値
0.007/0.01
日本記録名(英語)
Smallest laser sculpture in Japan
日本記録保持者名(英語)
Osaka university
大阪大学の研究チームが2001年8月15日に達成したレーザー彫刻は、まさに「日本一」小さな芸術作品である。制作されたのは立体的な雄牛の像で、その大きさは、高さがわずか0.007ミリ(7マイクロメートル)、長さが0.01ミリ(10マイクロメートル)と、人間の赤血球とほぼ同サイズという驚異的な微細さを誇る。この記録は、「2光子光重合」という特殊な技術を用いて達成された。これは、2つのレーザー光線を樹脂内で交差させ、その焦点部分のみを硬化させることで、三次元構造物を形成する手法である。このナノテクノロジー分野における画期的な成果は、日本の微細加工技術の高さを世界に示し、マイクロマシンや医療分野への応用が期待される「日本初」の精密技術の金字塔となったのである。