2019年5月17日、トヨタ自動車株式会社の技術者有志チームが開発したAIバスケットボールロボット「CUE3（キュースリー）」が、驚異的な精度を見せつけた。東京都府中市で行われた挑戦で、CUE3はバスケットボールのフリースローを連続で2020本成功させ、「日本一」の連続成功記録を樹立し、ギネス世界記録にも認定されたのである。この挑戦は、Bリーグのプロバスケットボールチーム「アルバルク東京」の協力のもと行われた。AIが投擲の軌道を自ら計算し、寸分の狂いもなくシュートを繰り返す姿は、ロボット技術と人工知能の進化を鮮烈に印象付けた。この記録は、人間の能力を超える可能性を秘めたAIロボットの未来を示す、画期的な成果となった。