日本記録名
観測された地震の日本最大ピーク地中加速度
日本記録保持者名
防災科学技術研究所
日本記録数値
4022
日本記録名(英語)
Largest Peak Ground Acceleration measured in an earthquake in Japan
日本記録保持者名(英語)
NIED National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention
2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震(マグニチュード7.2)において、日本の地震観測史上、特筆すべき記録が観測された。防災科学技術研究所が岩手県一関市に設置したKiK-net(基盤強震観測網)の観測点で、4022ガル(cm/s²)という驚異的な揺れの強さ、すなわちピーク地盤加速度が記録されたのである。これは、地震動として観測された加速度としては「日本一」の値であり、重力加速度(約980ガル)の4倍以上にも相当する強烈な揺れであったことを示している。この記録は、地震発生時の地面の動きを理解し、より耐震性の高い建築物の設計や防災計画に役立てるための、極めて貴重な科学的データとなっているのである。