1991年にアスキー（当時）からファミリーコンピュータ用ソフトとして第1作が発売された『ダービースタリオン』シリーズは、日本で最も売れている競馬シミュレーションゲームである。プレイヤーは、競走馬のオーナーブリーダーとなり、配合を考えて馬を生産し、調教を施してレースでの勝利を目指す。その奥深いゲーム性と、「ダビスタ」の愛称で親しまれる手軽さが幅広い層に受け入れられ、スーパーファミコンで発売された『ダービースタリオンIII』はミリオンセラーを記録するなど、社会現象ともいえる大ブームを巻き起こした。シリーズ累計販売本数は900万本以上を誇り、まさに日本一の競馬ゲームシリーズとして不動の地位を築いている。