日本で初めての惑星間航行用ソーラーセイル探査機は2010年5月20日に宇宙航空研究開発機構（JAXA）が打ち上げ、金星へのトランスファー軌道に投入した宇宙船「イカロス」です。地球から770万km離れた自転を利用して、厚さわずか7.5マイクロメートルの200平方メートルのソーラーセイルを展開した。2010年7月、JAXAは「イカロス」が探査機として初めて太陽輻射圧による加速に成功したと発表した。