日本記録名
日本最長の海上漂流時間
日本記録保持者名
Captain Oguri Jukichi
日本記録数値
484
日本記録名(英語)
Longest time adrift at sea in Japan
日本記録保持者名(英語)
Captain Oguri Jukichi
江戸時代後期の船頭である小栗重吉(おぐり じゅうきち)とその船員たちは、1813年10月に名古屋から江戸へ向かう航海の途中、遠州灘で嵐に遭遇し、船が操縦不能となった。その後、広大な太平洋を484日間も漂流し続けた末、1815年3月24日にカリフォルニア沖でアメリカの捕鯨船によって救助された。この484日間という日数は、記録に残る限り、日本一長い海上漂流時間である。食料も水も尽き果てる絶望的な状況下で生き延びた彼らの生還は、人間の生命力の限界を物語る奇跡的な出来事として、歴史に深く刻まれている。