東京大学、トヨタ自動車、電通などが共同開発した小型ヒューマノイドロボット「KIROBO（キロボ）」が達成した、宇宙での壮大な記録である。2013年8月に国際宇宙ステーション（ISS）に到着したキロボは、同年12月7日、ISSに滞在中の若田光一宇宙飛行士と、地上約414km上空の宇宙空間で自律的な会話を交わした。ロボットがこれほど高い高度で人間と対話したのは、これが「日本初」の出来事であり、宇宙という極限環境下でのコミュニケーションロボット技術を実証する、歴史的な快挙となった。