日本記録名
日本初の有料道路
日本記録保持者名
東海道筋の小田原市板橋 - 箱根町湯本山崎間
日本記録数値
1875年9月25日開通
日本記録名(英語)
First toll road in Japan
日本記録保持者名(英語)
Between Itabashi, Odawara City and Yumoto Yamazaki, Hakone Town on the Tokaido Suji Route
日本で初めて法的に認められた有料道路は、1875年(明治8年)9月25日に開通した、神奈川県の東海道筋小田原市板橋から箱根町湯本山崎までの区間である。この道路は、箱根の険しい山道に人力車を通すため、民間有志によって建設された「人力車道」であった。明治政府は、1871年の太政官布告で、私財を投じて道路や橋を整備した者に対し、通行料の徴収を許可しており、この制度を利用した最初の事例となった。近代的な交通インフラ整備の先駆けであり、公共事業における官民連携の日本一古い形を示す、歴史的な道路である。