日本記録名
日本で最もトンネルが多い一般国道
日本記録保持者名
国道229号
日本記録数値
76本
日本記録名(英語)
Largest number of tunnels on a public national road in Japan
日本記録保持者名(英語)
National Road 229
北海道小樽市を起点とし、日本海沿岸を南下して檜山郡江差町に至る国道229号は、その道中に76本ものトンネルが存在する、日本で最もトンネルが多い一般国道である。特に「追分ソーランライン」の愛称で呼ばれる海岸線区間は、断崖絶壁が連続する厳しい地形で、安全な交通路を確保するために数多くのトンネルが掘削された。1996年に積丹半島部分の未開通区間が解消され、全線開通したが、その後もトンネル崩落事故が発生するなど、自然の厳しさと向き合いながら維持されている道路である。このトンネルの多さは、北海道の険しい海岸地形を克服してきた土木技術の歴史を物語っており、まさに日本一の「トンネル国道」と言える。