日本記録名
日本初の和文タイプライター発明
日本記録保持者名
杉本京太
日本記録数値
1915年
日本記録名(英語)
Inventor of the first Japanese typewriter in Japan
日本記録保持者名(英語)
Kyota Sugimoto
1915年、発明家の杉本京太は、数千もの文字を扱う日本語の特性に合わせた、日本初の和文タイプライターを完成させた。彼の発明は、使用頻度の高い約2400字の活字を収めた文字盤から、1本のレバー操作で目的の文字を拾い上げて印字するという、独創的な機構を持っていた。この発明により、それまで手書きに頼っていた日本の文書作成は劇的に効率化され、官公庁や企業における事務作業に革命をもたらした。欧米のタイプライターを単に模倣するのではなく、日本語の複雑さに正面から向き合い、独自のアイデアで克服した杉本京太の功績は非常に大きく、彼の発明は、日本の近代化を支えた日本初にして最大の技術革新の一つである。