日本記録名
日本初のビタミン発見
日本記録保持者名
鈴木梅太郎
日本記録数値
1910年
日本記録名(英語)
First discovery of vitamins in japan
日本記録保持者名(英語)
Umetaro Suzuki
農芸化学者の鈴木梅太郎が、1910年に米ぬかの中から、当時、国民病として恐れられていた脚気を予防する有効成分を抽出することに成功した。彼はこの物質を「アベリ酸」と名付け、後に「オリザニン」と改名して発表した。これは、世界で初めてビタミン(後にビタミンB1と同定)を発見した、日本初の歴史的快挙である。この発見は、栄養学の分野に革命をもたらし、脚気で苦しむ多くの人々の命を救う道を開いた。鈴木の業績は、日本の科学研究の高さを世界に示すとともに、食と健康の関係を科学的に解明する端緒となったのである。