日本記録名
日本初のトンネルダイオード発明
日本記録保持者名
江崎玲於奈
日本記録数値
1957年8月
日本記録名(英語)
First Japanese inventor of the tunnel diode
日本記録保持者名(英語)
Leo Esaki
1957年8月、物理学者の江崎玲於奈は、東京通信工業(現ソニー)在籍時に、半導体内における電子の「トンネル効果」を世界で初めて発見し、それを利用した日本初の電子素子「トンネルダイオード(エサキダイオード)」を発明した。このダイオードは、従来の常識を覆す「負性抵抗」という特性を持ち、非常に高速なスイッチング動作が可能であった。この発見と発明は、その後の半導体物理学とエレクトロニクス技術の発展に多大な影響を与え、江崎氏自身もこの業績により、1973年にノーベル物理学賞を受賞した。日本の企業における基礎研究から生まれた、世界に誇るべき日本初の独創的な発明である。