日本記録名
日本初の胃カメラ開発
日本記録保持者名
杉浦睦夫
日本記録数値
1950年
日本記録名(英語)
First person to develop a gastrocamera in Japan
日本記録保持者名(英語)
Mutsuo Sugiura
1950年、オリンパス光学工業(現オリンパス)の技術者であった杉浦睦夫は、東京大学の医師・宇治達郎らの協力のもと、世界初であり、もちろん日本初となる胃カメラの実用化に成功した。それまでの胃の診断は、患者への負担が大きい硬性の胃鏡や、内部を直接観察できないレントゲンが主流であった。杉浦らは、超小型のカメラとランプを柔軟な管の先端に取り付け、口から挿入して胃の内部を直接撮影するという画期的な方法を考案。数々の試行錯誤の末、胃壁の鮮明なカラー撮影を可能にした。この発明は、胃がんの早期発見に絶大な効果を発揮し、日本の医療技術を世界に示すとともに、世界中の人々の健康に貢献した偉大な功績である。