日本記録名
日本で初めてダウンバーストを発見した人物
日本記録保持者名
藤田哲也
日本記録数値
1974年
日本記録名(英語)
First person to discover downburst in Japan
日本記録保持者名(英語)
Tetsuya Fujita
1947年、福岡県の脊振山で雷雲の観測を行っていた気象学者の藤田哲也は、突発的で局地的な下降気流(後にダウンバーストと命名)の存在を示唆するデータを、日本で初めて観測した。その後アメリカに渡り、シカゴ大学で研究を続けた彼は、航空機事故の原因となっていたこの未知の気象現象を「ダウンバースト」と名付け、そのメカニズムを解明した。彼の研究は、航空気象学に革命をもたらし、世界中の空の安全に大きく貢献した。1974年のイースタン航空66便墜落事故の調査をきっかけに、彼の理論は世界的に認められることとなった。ダウンバーストという現象の発見と解明は、藤田氏による日本初の偉大な業績であり、世界に誇るべきものである。