日本記録名
日本初の卓上小型水晶時計
日本記録保持者名
セイコー クリスタルクロノメーター QC-951
日本記録数値
1963年9月
日本記録名(英語)
First small desktop crystal clock in japan
日本記録保持者名(英語)
Crystal Chronometer QC-951
1964年の東京オリンピックを前に、公式計時を担当することになったセイコー(当時:服部時計店)は、1963年9月に、日本初となる小型の卓上水晶時計「セイコークリスタルクロノメーター QC-951」を開発した。それまでの水晶時計は大型で据え置きが基本であったが、トランジスタの採用などにより、持ち運び可能なサイズまで小型化することに成功した。この時計は、オリンピックの各競技で高精度な計時を実現し、日本の技術力の高さを世界にアピールする上で大きな役割を果たした。その後のクオーツ腕時計開発の礎ともなったこの製品は、日本の時計産業史において記念碑的な、まさに日本初の製品である。