日本記録名
日本最古の庭園書
日本記録保持者名
作庭記
日本記録数値
11世紀後半
日本記録名(英語)
Oldest garden book in Japan
日本記録保持者名(英語)
Sakuteiki
『作庭記』は、平安時代後期の11世紀に書かれたとされる、日本最古の庭園書である。作者は、橘俊綱と伝えられている。この書物には、寝殿造の庭園における石の立て方、滝の作り方、遣水(やりみず)の流れの作り方など、具体的な作庭技術が詳細に記されている。また、自然の風景を手本とし、風水などの思想も取り入れながら、庭を造ることの重要性が説かれている。後世の日本の庭園文化に絶大な影響を与えた文献であり、日本人の自然観や美意識を知る上でも貴重な資料である。まさに日本庭園の美学の原点であり、その分野の書物としては日本一の古さを誇る。