登山家の石川富康が、2008年1月に、71歳59日で七大陸最高峰（セブン・サミッツ）の全制覇を達成した記録である。彼は、南極大陸最高峰のヴィンソン・マシフに登頂したことで、この偉業を成し遂げた。この記録は、当時、セブン・サミッター（七大陸最高峰制覇者）としての世界最高齢記録であり、もちろん日本一の高齢記録でもある。彼は、55歳で8000m峰に初登頂して以来、飽くなき挑戦を続け、2002年には65歳でエベレスト登頂の世界最高齢記録（当時）も樹立している。年齢をものともしない彼の情熱と体力は、多くの人々に感動と勇気を与え、生涯にわたって挑戦し続けることの素晴らしさを示した。