日本記録名
日本で最も薄い和紙
日本記録保持者名
典具帖紙(ひだか和紙)
日本記録数値
1㎡あたり2g、厚み0.02mm
日本記録名(英語)
Thinnest Japanese paper in Japan
日本記録保持者名(英語)
Tengujo paper
高知県の「ひだか和紙有限会社」で生産されている「典具帖紙(てんぐじょうし)」は、厚さわずか0.02ミリメートル、1平方メートルあたりの重さが2グラムという、日本で最も薄い和紙である。その極限の薄さと強靭さ、そして高い透明度から「かげろうの羽」とも呼ばれ、世界中の貴重な文化財の修復に欠かせない素材として利用されている。ルーブル美術館や大英博物館などでも、絵画や古文書の裏打ち、補強などに使用され、その品質は国際的に高く評価されている。伝統的な手漉き和紙の技術を極限まで高めて生み出された、まさに日本一、そして世界一の薄さを誇る究極の和紙である。