日本記録名
日本初の実用速記者
日本記録保持者名
若林玵蔵
日本記録数値
1883年
日本記録名(英語)
First practical stenographer in Japan
日本記録保持者名(英語)
Kanzo Wakabayashi
若林玵蔵が、1883年(明治16年)に、日本で初めて速記を実用的な形で用いて言論を記録した人物としての記録である。彼は速記法の創始者である田鎖綱紀の講習会で学び、東京で行われた演説会の討論内容を見事に速記し、その記録が新聞に掲載された。これが日本における速記の実用化の第一歩となり、彼は日本初の実用速記者として歴史に名を刻んだ。その後、彼は帝国議会(現在の国会)の開設に伴い、衆議院の速記者となり、議事録作成の中心人物として長年にわたり活躍した。彼の功績は、正確な言論記録の重要性を社会に示し、日本の議会政治の発展を支える礎となった。