プロボクサーの村田諒太が、アマチュアボクシングとプロボクシングの両方で世界の頂点に立ったという記録である。彼はまず、2012年のロンドンオリンピックにおいて、ボクシングミドル級で金メダルを獲得。その後プロに転向し、2017年10月22日にWBA世界ミドル級王座を獲得した。オリンピックの金メダリストがプロでも世界チャンピオンになるのは日本初の快挙であり、ボクシング界の歴史にその名を深く刻んだ。重量級であるミドル級での日本人世界王者の誕生自体が非常に価値のあることであり、アマチュアでの実績とプロでの栄光を両立させた彼の功績は、日本のボクシング史上比類なきものである。