新潟県柏崎市にある柏崎市陸上競技場は、1924年（大正13年）に完成した、日本に現存する最古の日本陸上競技連盟公認の陸上競技場である。「柏崎を日本一の体育の都に」というスローガンのもと、地元の体育振興の父・坂田四郎吉氏らの尽力により建設された。完成以来、数多くの大会が開催され、日本の陸上競技の発展に貢献してきた。幾度かの改修を経て、現在も市民に利用されており、日本のスポーツ史の黎明期を今に伝える貴重な施設である。公認陸上競技場としての歴史の長さはまさに日本一であり、日本のスポーツ文化の礎を築いた場所として記憶されている。