和歌山県日高川町に位置する「リフレッシュエリアみやまの里森林公園」には、全長1646メートルにも及ぶ壮大な藤棚が設置されている。この藤棚は、財団法人グリーンパーク２１によって整備・管理されており、その長さは「日本一」を誇る。毎年4月中旬から5月上旬にかけて見頃を迎え、紫や白の藤の花が頭上を埋め尽くす光景は圧巻である。誰が、いつ、どこでこの藤棚を作ったかという点では、地域の活性化と観光振興を目的として造成されたものであり、今では多くの観光客がこの美しい花のトンネルを一目見ようと訪れる。展望台からは、藤棚ロード全体と県下有数の椿山ダムの壮大な景観を同時に楽しむことができる。