日本記録名
日本で最も標高の高い山城跡
日本記録保持者名
中塔城
日本記録数値
標高約1256m
日本記録名(英語)
Highest mountain castle ruin in Japan
日本記録保持者名(英語)
Nakatou Castle
長野県松本市に位置する中塔城(ちゅうとうじょう)跡は、標高1256メートルの金比羅山山頂に存在する山城の遺跡である。この標高は、日本全国に数ある城跡の中で、「日本一」高い場所に位置する山城跡として知られている。誰がいつどこでこの城を築いたかについては、戦国時代にこの地を治めていた在地勢力によるものと考えられているが、武田信玄の侵攻に際して改修されたとも伝わる。急峻な地形を利用した天然の要害であり、堀切や郭の跡が今なお残されている。現存する建物はないものの、その立地から、戦国時代の武将たちがいかに厳しい環境で防衛拠点を築いていたかを物語る、貴重な史跡である。