ギリヤーク尼ヶ崎は、1930年生まれ、2024年現在で93歳を迎える日本の大道芸人である。1968年から「大道芸」と称して野外でのパフォーマンスを開始し、半世紀以上にわたり、全国各地の路上で独自の舞踏を披露し続けている。鬼気迫る表情と全身全霊を込めたパフォーマンスは「祈りの踊り」とも呼ばれ、観る者の心を激しく揺さぶる。パーキンソン病を患いながらも、満身創痍の体で踊り続けるその姿は、生きることそのものを表現しており、まさに日本一、いや世界最高齢の現役大道芸人として伝説的な存在である。