海上保安庁が保有する「れいめい型巡視船」は、総トン数約6500トン、全長150メートルを誇る、ヘリコプター搭載型巡視船としては日本一の大きさを誇る巡視船である。同型船には、「れいめい」「あかつき」「あさづき」がある。広大な排他的経済水域の警備や、大規模な海上災害に対応するため、高い航続性能と速力を備えている。大型ヘリコプターを2機格納できるスペースと、高度な指揮通信能力を有し、遠方の海域でも長期間にわたる活動が可能。日本の海の安全と秩序を守るための、まさに切り札となる存在である。