日本記録名
日本歴代最大風速(気象庁観測)
日本記録保持者名
静岡県 富士山頂
日本記録数値
72.5m/s(1942年4月5日)
日本記録名(英語)
Maximum wind speed ever in Japan (JMA)
日本記録保持者名(英語)
Mt. Fuji, Shizuoka
日本の気象観測史上、最も強い風速(10分間平均風速)の記録は、秒速72.5メートルである。この「日本一」の最大風速は、1942年4月5日に、富士山の山頂で観測された。誰がいつどこでこの記録を捉えたかというと、当時富士山頂にあった中央気象台の測候所に勤務していた職員によるものである。この猛烈な風は、台風ではなく、日本海を発達しながら進んだ低気圧によって引き起こされた。秒速72.5メートルという風速は、時速に換算すると約261キロメートルに達し、新幹線に匹敵する速さである。日本最高峰という特殊な地理的条件が、このような極端な気象現象を生み出す舞台となったことを示している。