日本記録名
日本歴代最大瞬間風速(気象庁観測)
日本記録保持者名
静岡県 富士山頂
日本記録数値
91.0m/s(1966年9月25日)
日本記録名(英語)
Maximum instantaneous wind speed ever in Japan (JMA)
日本記録保持者名(英語)
Mt. Fuji, Shizuoka
日本の気象観測の歴史において、記録されている最大の瞬間風速は、秒速91.0メートルである。この「日本一」の記録は、1966年9月25日に、富士山頂で観測された。誰がいつどこでこの記録的な暴風を観測したかというと、この日、日本州に上陸・縦断した台風26号(第二宮古島台風)が通過した際に、富士山頂測候所の風速計が捉えたものである。秒速91.0メートルという風は、時速に換算すると約328キロメートルにもなり、あらゆるものを破壊するほどの威力を持つ。この台風は「山梨県災害」とも呼ばれ、特に山梨県や静岡県で甚大な被害をもたらした。この記録は、日本最高峰である富士山が、いかに過酷な気象条件に晒されているか、そして台風が持つエネルギーの巨大さを物語っている。