高知県高知市を走る路面電車、とさでん交通伊野線にある「一条橋」停留場と、「清和学園前」停留場の間の距離は、実測でわずか48.3メートルしかない。これは、日本のすべての鉄道・軌道路線の中で、「日本一」短い駅間（停留場間）距離である。誰がいつどこでという観点では、この区間は長年にわたり地域の足として利用されてきた。特に、清和学園に通う生徒の利便性を図るために設置された経緯があり、地域の要望に応える形で生まれた極端な短さと言える。電車が一条橋停留場を出発すると、すぐに次の清和学園前停留場のアナウンスが流れるほどで、そのユニークさが鉄道ファンやメディアの注目を集めている。