株式会社ダイモンが開発した超小型の月面探査車「YAOKI」は、2025年3月7日に日本の民間企業が開発した探査車として日本で初めて月面での稼働に成功した。YAOKIを搭載した米インテュイティブ・マシーンズ社の月着陸船「Nova-C」は月面への軟着陸に成功したものの、着陸時に横転するトラブルが発生した。このため、YAOKIを探査車として月面に展開し走行させる計画は断念された。しかし、YAOKIは着陸船上にいながら起動し、搭載カメラによる月面の写真撮影と、撮影したデータの地球への送信に成功した。これにより、困難な状況下で主要なミッションを達成し、日本の民間企業による月面探査の歴史において日本初の快挙を成し遂げた。