滋賀県に位置する琵琶湖は、面積約670km²、貯水量約275億m³を誇り、面積・貯水量ともに日本一の湖である。約400万年前に誕生した世界有数の古代湖の一つであり、ビワコオオナマズをはじめとする多くの固有種が生息する貴重な生態系を有している。近畿地方の約1450万人の生活を支える重要な水源（水がめ）であると同時に、古くから水運の要所として栄え、豊かな歴史と文化を育んできた。1993年にはラムサール条約に登録され、その重要性は国際的にも認められている。まさに日本を代表する湖である。