東寺の五重塔は、仏陀の遺骨を安置するストゥーパが起源とされており、弘法大師空海が唐から持ち帰った仏舎利が納められている。落雷などで4度焼失したが、そのたびに修復され、現在の五重塔は徳川家光が寛永21年（1644年）に再建奉納したもの。東寺の五重塔は、地震にも強い構造で、1200年以上にわたって地震で倒れたことがない。継ぎ合わされた3本の木で構成された心柱を中心に建てられており、各フロアは独立して設計されている。