八丁原発電所は、大分県玖珠郡九重町に位置する九州電力の地熱発電所である。1977年に1号機が運転を開始し、その後1990年に2号機が増設された。2基の合計出力は11万kW（110000kW）に達し、長年にわたり日本最大の地熱発電所として稼働している。地下深くから取り出した高温の蒸気を利用してタービンを回すこの発電所は、再生可能エネルギーである地熱を活用したクリーンな電力供給の拠点である。同じく九重町にある大岳発電所と共に、日本有数の地熱地帯である九重連山の恵みを活かした、まさに日本一の規模を誇る地熱発電所である。