日本記録名
日本で最も完成までに時間がかかった本
日本記録保持者名
大日本史
日本記録数値
250年間
日本記録名(英語)
Longest time to complete a single book in Japan in history
日本記録保持者名(英語)
Dai Nihonshi(history of Japan)
『大日本史』は、水戸藩第2代藩主の徳川光圀が1657年に編纂を開始し、1906年(明治39年)に完成・献上されるまで、実に250年もの歳月を要した歴史書である。これは、単一の書物の編纂期間としては、間違いなく日本一の長さである。水戸藩の事業として代々受け継がれ、多くの学者たちがその編纂に心血を注いだ。その内容は、神武天皇から後亀山天皇までの歴史を紀伝体で記したもので、全397巻、目録5巻に及ぶ壮大なもの。一藩の力を結集して成し遂げられたこの事業は、日本の歴史学に計り知れない影響を与えた、不朽の金字塔である。