日本記録名
日本最古の辞典
日本記録保持者名
篆隷万象名義
日本記録数値
西暦830年
日本記録名(英語)
Oldest dictionary in Japan
日本記録保持者名(英語)
Tenreibanshomeigi
『篆隷万象名義』(てんれいばんしょうめいぎ)は、平安時代初期の9世紀前半に、高僧・空海によって編纂されたと伝えられる日本最古の辞典である。中国の字書『玉篇』を基に漢字を部首によって分類し、その読み方や意味を解説している。特に、漢字の古い書体である篆書(てんしょ)や隷書(れいしょ)の字形を示している点が特徴である。この辞典の編纂は、当時の日本における漢字文化の受容と発展に大きく貢献した。まさに日本一古い辞典として、日本の言語史研究において非常に重要な文献である。