日本記録名
日本初の全身麻酔手術
日本記録保持者名
華岡青洲
日本記録数値
1804年
日本記録名(英語)
First doctor to operate under general anesthesia in Japan
日本記録保持者名(英語)
Hanaoka Seishu
江戸時代の外科医である華岡青洲は、1804年10月13日に、世界で初めて全身麻酔を用いた乳がん摘出手術に成功した。これは、アメリカのウィリアム・モートンがエーテル麻酔による手術を公開する40年以上も前のことであり、日本の医学史における金字塔である。青洲は、チョウセンアサガオなどを主成分とする経口麻酔薬「通仙散(つうせんさん)」を独自に開発。この薬の開発には、自身の母と妻が臨床実験に協力し、妻が失明するという大きな犠牲が伴った。この日本初の全身麻酔手術の成功により、これまで不可能とされてきた多くの外科手術が可能となり、多くの人々の命を救う道を開いた。彼の功績は、日本の医療技術の高さを世界に先駆けて示す画期的な偉業であった。