登山家の田部井淳子は、1992年6月28日にインドネシアのカルステンツ・ピラミッドに登頂し、女性として世界で初めて七大陸の最高峰（セブン・サミット）をすべて制覇するという歴史的快挙を成し遂げた。彼女は、1975年に女性として世界で初めて世界最高峰エベレストへの登頂に成功しており、その名を世界に轟かせていた。その後も彼女の挑戦は続き、北米のデナリ、南米のアコンカグア、南極のヴィンソン・マシフなど、各大陸の頂点を次々と極めていった。この記録は、女性登山家として前人未到の領域に達したことを示すものであり、彼女は日本人女性として、そして世界の女性として、日本初の偉大な記録を打ち立てた登山家として歴史に名を残している。