日本で最も短い住所として知られているのが、千葉県旭市に存在する「ロ１番地」である。郵便番号を除いた場合、「千葉県旭市ロ1」となり、その文字数はわずか7文字（番地を除く地名としては「ロ」の1文字）である。この「ロ」という地名はカタカナの「ロ」であり、明治時代の町村制施行時に、旧村名を統合する際に「イロハニ」といった符号が割り振られた名残であるとされている。なぜ旧村名が引き継がれなかったのか、その明確な理由は不明であるが、結果としてこの地域には「イ」、「ハ」、「ニ」といった地名も存在する。その中でも「ロ」は、日本一短い地名として、また日本一短い住所の一つとして、全国的に有名である。