日本記録名
日本で初めて実用化された蛍光灯
日本記録保持者名
東京芝浦電気20W昼光色蛍光灯
日本記録数値
1940年8月27日
日本記録名(英語)
First fluorescent lamp manufactured in Japan
日本記録保持者名(英語)
fluorescent lamp
日本初の実用化された蛍光灯は、1940年(昭和15年)に東京芝浦電気(現在の東芝)によって製造・販売された、20Wの昼光色直管蛍光灯である。同社は、米国のゼネラル・エレクトリック社からの技術導入を元に開発を進め、1939年には試作に成功していた。白熱電球に比べて高効率で寿命が長いという利点を持つ蛍光灯は、当初は工場や事務所など業務用として普及し始めた。この日本初の蛍光灯の登場は、日本の照明技術における大きな進歩であり、戦後の経済成長とともに家庭にも広く普及し、日本の夜をより明るく、より経済的に照らす基盤を築いたのである。