日本記録名
日本で初めての国産腕時計
日本記録保持者名
セイコー製ローレル
日本記録数値
1913年
日本記録名(英語)
First domestically produced wristwatch
日本記録保持者名(英語)
Laurel
日本初の国産腕時計は、1913年(大正2年)に服部時計店(現在のセイコーグループ)の製造部門であった精工舎が製造・発売した「ローレル」である。当時、時計の主流は懐中時計であったが、創業者である服部金太郎は、来るべき腕時計の時代を予見し、いち早く開発に着手した。部品のほとんどを自社で製造し、日本の精密加工技術の黎明期における金字塔となった。この「ローレル」の誕生は、日本の時計産業が輸入に頼るだけでなく、自らの技術で世界と競い合う第一歩を踏み出したことを示す記念碑的な出来事であり、その後の日本の時計作りの礎を築いた日本初の腕時計である。