日本記録名
日本で初めてのロボット
日本記録保持者名
學天則
日本記録数値
1928年
日本記録名(英語)
First robot in Japan
日本記録保持者名(英語)
Gakutensoku
(参考情報)學天則は、1928年、昭和天皇即位を記念した大礼記念京都博覧会に大阪毎日新聞が出品した、東洋初のロボットである。肌は金色、頭に緑葉冠をかぶり、顔は様々な人種を掛けあわせた感じの容姿であった。右手に鏑矢型のペン、左手に霊感灯と呼ばれるライトを持っていて、ゴムチューブによる空気圧変化を動力に、腕を動かしたり、表情を変えたりでき、全体の制御は突起の付いた回転式ドラムによって行われた。上部に告暁鳥と言う機械仕掛けの鳥が付属していて、この鳥が鳴くと學天則は瞑想を始める。ひらめきを得ると霊感灯が光を放ち、それを掲げ、鏑矢型のペンでひらめきを文字に起こしたという。博覧会では観客の注目を集め、廣島市鳥瞰昭和産業博覧会)や朝鮮博覧会)など各地で開催された博覧会にも出品された。開発者の西村真琴は、1883年(明治16年)に長野県で生まれた。