日本記録名
日本で初めてブラウン管で電子映像表示を成功させた技術者
日本記録保持者名
高柳健次郎
日本記録数値
9856
日本記録名(英語)
First engineer to successfully use cathode-ray tubes to display electronic images in Japan
日本記録保持者名(英語)
Kenjiro Takayanagi
「テレビの父」として知られる高柳健次郎は、1926年(大正15年)12月25日に、静岡県の浜松高等工業学校(現在の静岡大学工学部)において、世界で初めてブラウン管を用いた電子式テレビジョンの受像に成功した技術者である。送像側に機械式のニプコー円板、受像側に電子式のブラウン管を用いるという独創的な方式で、片仮名の「イ」の字を鮮明に映し出した。この歴史的実験の成功は、その後の日本のテレビ放送技術の発展における、輝かしい第一歩となった。彼の揺るぎない探求心と先見性が、日本のエレクトロニクス産業の礎を築いた、日本初の偉業である。