日本記録名
日本人初のフィールズ賞受賞
日本記録保持者名
小平邦彦
日本記録数値
1954年
日本記録名(英語)
First Japanese to win the Fields Award
日本記録保持者名(英語)
Kunihiko Kodaira
小平邦彦は、1954年にオランダのアムステルダムで開催された国際数学者会議においてフィールズ賞を受賞し、「日本人初のフィールズ賞受賞者」となった世界的な数学者である。フィールズ賞は、4年に一度、40歳以下の若手数学者に贈られる最も権威のある賞であり、「数学のノーベル賞」と称される。彼の受賞理由は、代数幾何学や複素多様体論といった分野における、一連の輝かしい業績によるものであった。特に、代数幾何学という分野に複素解析という異なる分野の手法を大胆に持ち込んで、次々と難問を解決した彼の研究スタイルは、20世紀の数学に絶大な影響を与えた。この受賞は、戦後日本の学術界が世界トップレベルにあることを証明する快挙であり、彼を「日本一」の数学者として歴史に刻み込んだ。