日本記録名
日本で初めての臨海研究施設
日本記録保持者名
江ノ島臨海実験所
日本記録数値
1877年
日本記録名(英語)
First seaside research facility in Japan
日本記録保持者名(英語)
Enoshima Coastal Laboratory
日本初の臨海実験所は、1877年(明治10年)にアメリカの動物学者エドワード・S・モースによって、神奈川県藤沢市の江の島に設立された。大森貝塚の発見者としても知られるモースが、日本の豊かな海洋生物、特に腕足動物のシャミセンガイを研究するために、漁師小屋を借りて開設したものである。この小さな研究所の設立は、日本の近代生物学、特に海洋生物学研究の幕開けを告げる出来事であった。ここでの研究活動が、後の東京大学三崎臨海実験所の設立へと繋がり、日本の学術研究の発展に大きく貢献した、日本初の研究施設である。