1970年10月にフジテレビで放送が開始されたワイドショー『東京ホームジョッキー』内のコーナーが、日本初のテレビショッピングである。司会の高崎一郎らが三越（当時）の商品をスタジオで実演しながら紹介し、視聴者からの電話注文を受け付けるという画期的な販売手法であった。これは、テレビというメディアの特性を活かした新たなビジネスモデルの誕生であり、視聴者が家庭にいながら買い物ができるというライフスタイルの変革をもたらした。この日本初の試みは、後の通販専門チャンネルやネットショッピングの発展の礎となった。