日本記録名
日本初の女性俳優
日本記録保持者名
花柳 はるみ
日本記録数値
1919年
日本記録名(英語)
First actress in Japan
日本記録保持者名(英語)
Harumi Hanayagi
花柳はるみは、大正時代の日本映画界において、革新的な存在として登場した女優である。当時、映画に出演する女性役は、「女形」と呼ばれる男性俳優が演じるのが一般的であった。しかし、映画監督の帰山教教は、より自然で写実的な映画を目指し、女性役に女優を起用することを提唱した。その理念のもと、1919年に公開された映画『生の輝き』や『深山の乙女』に主演したのが花柳はるみであった。彼女の登場は、因習を打ち破る画期的な出来事であり、日本初の本格的な映画女優として、その後の日本映画における女優の活躍の道を切り拓いたのである。