日本記録名
日本初のアニメーション映画
日本記録保持者名
凸坊新畫帖 芋助猪狩の巻
日本記録数値
1917年
日本記録名(英語)
First animated film in Japan
日本記録保持者名(英語)
Deko bō shin ga chō imo su kei no shishi gari no maki
日本のアニメーション史の原点とされる作品が、1917年(大正6年)1月に公開された下川凹天制作の『凸坊新畫帖 芋助猪狩の巻』である。これは、現存する資料から、日本で初めて劇場公開されたアニメーション映画と考えられている。当時はフィルムに直接絵を描くなどの技法が用いられ、数分程度の短い作品であったが、絵が動くという斬新な表現は当時の人々を大いに驚かせた。この作品の成功が、幸内純一、北山清太郎といった他の作家たちの制作意欲を刺激し、日本のアニメーション文化が芽生えるきっかけとなった。まさに、世界に誇る「ジャパニメーション」の輝かしい歴史は、この日本初のアニメーション映画から始まったのである。