日本記録名
日本人初のアカデミー賞助演女優賞受賞者
日本記録保持者名
ナンシー梅木
日本記録数値
1957年
日本記録名(英語)
First Japanese to win the Academy Award for Best Supporting Actress
日本記録保持者名(英語)
Nancy Umeki
ナンシー梅木(本名:梅木美代志)は、1957年に公開されたアメリカ映画『サヨナラ』での演技が絶賛され、翌1958年に開催された第30回アカデミー賞において、日本人として初めて助演女優賞を受賞するという歴史的快挙を成し遂げた女優である。彼女は北海道小樽市出身で、ジャズ歌手としてキャリアをスタートさせた後、渡米してブロードウェイの舞台などで活躍した。映画『サヨナラ』では、悲恋に苦しむ日本人女性カツミ役を情感豊かに演じ、世界中の観客に深い感銘を与えた。この受賞は、アジア人の俳優がアカデミー賞の演技部門で受賞した初の事例でもあり、ハリウッドにおけるアジア系俳優の地位向上に大きく貢献した。まさに、日本の俳優が世界最高の栄誉を手にした、日本初の輝かしい瞬間であった。