日本記録名
日本で初めての銀行強盗事件
日本記録保持者名
赤色ギャング事件
日本記録数値
1932年10月6日
日本記録名(英語)
First bank robbery in Japan
日本記録保持者名(英語)
Case of the Red Gang
日本で最初の銀行強盗事件は、1932年(昭和7年)に発生した「赤色ギャング事件」である。これは、日本共産党の武装行動隊が、大東京の川崎第百銀行大森支店を白昼堂々襲撃し、現金を強奪した事件であった。ピストルで武装し、自動車で逃走するという手口は、当時のアメリカのギャング映画を彷彿とさせ、世間に大きな衝撃を与えた。単なる強盗事件ではなく、政治的な資金獲得を目的とした組織的犯行であった点に特徴がある。日本の犯罪史において、まさに日本一の先例となった凶悪事件である。