日本記録名
日本で初めての自動信号機
日本記録保持者名
東京都日比谷の交差点
日本記録数値
1930年3月23日
日本記録名(英語)
First electric traffic light in Japan
日本記録保持者名(英語)
Intersection in Hibiya, Tokyo
1930年3月23日、東京市の日比谷交差点(現在の千代田区有楽町)に、日本初の自動式信号機が設置された。これはアメリカから輸入されたもので、赤・黄・緑の3色の灯火が自動で切り替わる、現代の信号機の原型となるシステムであった。手動式信号機の試みから約10年、本格的な交通制御時代の幕開けを告げる出来事であり、多くの見物人が集まるなど大きな話題となった。この信号機は、太平洋戦争中には灯火管制の対象となりながらも、空襲警報を知らせる役割も担ったため、金属供出を免れたという逸話も残っている。日本の道路交通の安全と円滑化に大きく貢献した、まさに記念碑的な存在である。